CURE 予防歯科

予防歯科について

虫歯や歯周病を防ぎ、お口の健康を保つために行う治療を予防歯科と言います。
ほとんどの方が毎日歯磨きをしていると思いますが、完璧に隅々まで磨けている方は残念ながら多くいません。当院では歯磨きやフロスの上手な使い方のご指導、プロによる定期メンテナンスによって皆さんの歯が健康的で、いつまでも使えるようお手伝いいたします。

おうちでの予防歯科って何をするの?

正しい歯磨きをするには、歯ブラシの選び方・定期的な歯ブラシ交換・磨く時の手の動かし方がポイントです。
また、歯ブラシ以外にもお口の健康を保つアイテムをいくつかご紹介します。

正しい歯磨きをするために
  • 歯ブラシの選び方

    ヘッド部分は小さいものの方が歯1本1本を磨きやすく、奥まで磨きやすいでしょう。
    目安としては、下の前歯3本半くらいの長さが良いとされています。
    ブラシの毛は平らに生えているものの方が歯に当たる面積が広いためよく磨けます。
    歯周病予防には、歯周ポケットまで磨ける毛先が超極細になっている歯ブラシがおすすめです。

  • 歯ブラシの交換時期

    歯ブラシを上から見たときに、毛束が開いていたり外に反っていたら交換時期です。
    およそ2〜3ヶ月くらいで交換するのが目安になりますが、もし使い始めて1ヶ月以内に開いてしまうようであれば、歯磨き粉の使いすぎや磨く時の力が強すぎる場合がありますので、注意しましょう。

  • 磨く時の手の動かし方

    歯と歯ブラシが直角になるよう、毛先を歯の表面に当てて磨きます。歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で、小刻みに磨いて行きます。一度に磨く幅は歯1〜2本程度で、その間を15〜20回づつ磨きましょう。歯並びが凸凹になっている歯は、歯ブラシを縦に当てて上下に小刻みに動かして磨いていくと良いでしょう。

その他おすすめアイテム
歯間ブラシ
歯ブラシでは届きにくい所のプラーク除去に有効です。
歯と歯の間に隙間がある方に適しています。隙間が狭い方は無理に使用すると歯茎を傷める原因になりますので、ご使用は控えてください。
隙間にあったサイズの歯間ブラシを選び、できれば朝晩使うようにしましょう。
デンタルフロス
歯間ブラシと同じく、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間のプラーク除去に最適です。
鏡を見ながら、歯茎を傷つけないよう注意して行いましょう。フロスが引っかかったりほつれたりする時は、歯と歯の間に虫歯がある場合があります。
口腔洗浄器
水流の勢いで歯間の汚れを落とす道具です。
磨き残しの軽減だけでなく、歯周ポケットに入り込んだプラークの清掃もある程度できるので、虫歯予防と歯周病予防にも大変効果的です。
キシリトールガム
キシリトールは歯の再石灰化を促し、虫歯菌が活発になる原因である酸を作らせないので、虫歯予防に適しています。
摂取目安は1日3回、10分以上噛んでいただくと良いでしょう。

歯医者での予防歯科って何をするの?

当院では予防歯科として、スケーリング(歯石除去)・フッ素塗布・PMTC(プロの手による定期的なクリーニング)を行なっております。
一部保険適用外となります。

スケーリング
歯石はブラッシングだけではなかなか取ることができません。そのため、歯科医で専用の器具を使って歯石を落とす必要があります。この歯石除去をスケーリングと言います。歯石を取り除くことによって歯の表面が滑らかになります。これにより汚れがつきにくくなり、虫歯・歯周病の予防に繋がります。また、スケーリングを行うことで口臭予防にもなります。
フッ素塗布
フッ素塗布をすることで、歯の表面からフッ素が取り込まれ、フルオロアパタイトという強い結晶になります。このフルオロアパタイトによって歯質が強化され、酸に強い歯になります。また、フッ素は細菌が出す酵素の働きを邪魔する性質を持っているため、細菌の活動が抑えられて酸が作られにくくなります。
歯が修復されるスピードも早くなり、修復される量も多くなります。